★My Homeの秘密★♪〜brother&sister〜





「またみんなで遊びに来てね♪」


おばさんの優しい言葉に勇気をもらい。





いざ…、


ひさしぶりの自分の家。




だからなのか、少し緊張する…。

いや、実はかなり緊張している!!


さっきから心臓がドックンバックン言っている。





凌兄、いるかな?


もう帰ってきていても、おかしくない時間だ…。




すぅーと深呼吸をする。





「…よし。」


「行くか?」


「うん、まず勇紀行って!」


「おいっ!」



そう言いながらも、先に行ってくれる。


なんだかんだ、優しくていいやつだ。



「栞、行ける?」


冬兎が横から優しく聞いてくる…。




「…う、うん」



そう答えながら、手がちょっとまだ震えていた。


情けない。



友里亜の家に、また逃げ帰ってしまいそうだ。