★My Homeの秘密★♪〜brother&sister〜






「凌兄じゃなくて、悪いけどよ」



…………なんでバレちゃうんだろ、あたしが思ってること。




でもそれを認めたくなくて、ぐっと歯を喰いしばる。


「……はぁ…」


勇紀が呆れたように、ため息をつく。



「いつまでも意地張ってんじゃねぇよ!」



苛ついたように、怒鳴る。




そこまで怒られることを予想していなかったあたしは驚く。



「たくさん心配かけてんの、分かれよ!!」



「………勇紀…」



なんか、なんか、



悔しい…?わからない、なんだこの感情…。



でも、下らない意地で張っていた糸がパチンと切れたみたいに、


涙が溢れてきた。




「…ってうお!?やべっ…な、泣くなよ!!泣くんじゃねぇよ!!悪かった!言い方きつすぎたか!?」



おろおろする勇紀に、友里亜はまったくと溜め息をつき。