★My Homeの秘密★♪〜brother&sister〜





「…まあ、でもその割には…独占欲剥き出しみたいだけど(笑)」



「え?」


言葉の意味が理解出来なくて、聞き返す。



「こー、こ!鎖骨のとこ、キスマークついてる。」



「えぇぇぇ!?うそぉ!?いつの間に!!」


「…あんたが寝てる間に襲ったんじゃない?(笑)」



凌兄の嘘つき―――!!


あんな紳士なこと言ってたくせに!




「まあまあ、いいじゃないそれくらい。許してやりなさいよ」




あんたはめちゃめちゃ愛されてるのよ。



なんだか上手く丸め込まれた気がするけど、


そう言われたら、なにも言えない。




凌兄のこと、思いだしてたらまた胸がズキッと痛んだ。



馬鹿………。





一人で考えたいからって、家出してきたのに。



さっきから考えるのは、凌兄のことばかり…。