「昔の夢、覚えてるか?」
昔の、夢……?
なに、それ…。
あたしが首を傾げていると、
「年長の時の将来の夢…」
勇紀がそう呟いた。
あれ、なんか…聞いたことあるような…。
『“凌兄のお嫁さんになることです。”』
あ……。
友利亜も言っていたことだ。
けど、
なんで……勇紀が…。
「なんで、知ってるの……?」
「…お前が誕生日会の時、みんなの前でその将来の夢を、言ったからだろ〜がっ。みんな知ってるっつーの」
み、みんなっ!?
「ひ、雛も冬兎もお母さんもお父さんも…!?」
「あぁ、知ってるぜ」
「うそっ!!!」
昔のあたしはなんて恥ずかしいことを…!

