「…不安?なにが?」
「わか、んない……だけど、なんでか…みんなに置いてかれるような、気がして……」
自分で言ってて、よくわからない。
きっと勇紀だって、よくわからないと思う。
この気持ちを、上手く言えないことが、もどかしい…。
勇紀も黙っている。
……やっぱり、こんなこと言われても困るよね…。
「…お前の、夢ってなんだ?」
「…へ?」
予想もしていなかった問いに、間抜けな声が出た。
「俺の夢は、サッカー選手。けど、それは無理だってわかってる。だから、サッカーを教える人になりたいんだ」
勇紀からいつになく真剣に語られた、夢……。
勇紀、そんなこと思ってたんだ…。

