★My Homeの秘密★♪〜brother&sister〜





「…栞、本当に大丈夫?なんか悩んでるなら、すぐに言ってね?」


「うん…大丈夫だよ。ありがとう」



冬兎は優しくそう言ってくれた。



「そういえば最近しおちゃん、あんまり食べてないよね?顔色も悪いし…、それじゃあ体壊しちゃうよ?」



大きな瞳があたしを心配そうに見つめる。


顔色悪いよ…。

そうなのかな?


自分じゃよくわからない。



「うん、でも食欲出なくて…」




あたし相当やばいな。



最近、あんまり眠れないし。




「大丈夫か?熱でもあるんじゃねぇか?」


横に座っている凌兄の手が伸びてきて、あたしのおでこに置かれる。



「熱は…ねぇな」


安心したような顔をする凌兄に、どういうわけか胸の奥が苦しくなる。




あたしは、一体どうしちゃったんだろうか?