★My Homeの秘密★♪〜brother&sister〜





「それは喧嘩売ってんのかなー…」


にこーって笑いながら、さっきからなんなんだって顔をする。




「…違うもんっ!!」


結局、あたしの我が儘なんだけど…。


――あたしは、いつまでたっても子供だ。




「はぁ…どうしたんだよ?」



それなのに、めちゃくちゃなあたしの態度に優しい瞳で、優しく問い掛けてくる凌兄。


なんで、怒らないの…。





ぎゅっ、と凌兄にしがみつく。


少し驚きながらも、背中に腕を回して抱きしめてくれる。


あったかくて、少し安心した。



もっと求めるように、更に強くぎゅっと、抱き着いた。






どうしたんだよ、なんて。


あたしにもわからないんだよ。




ただただ、不安なんだ。


何が、か。わからないけれど。




あたしだけ、取り残されてく気がして…。