★My Homeの秘密★♪〜brother&sister〜








「凌兄おはよう!」


「…あ?なんだよ、珍しいじゃねぇか」



お前が早く起きてるなんて。


…当たり前だよ。

今日はなんの日だと思ってるの?




凌兄は昔からこの日が嫌いだから、きっとわかってないだろうな…。




「凌兄、今日早く帰ってきてね!」



あたしがそういうと、凌兄はぽかーんとした顔をした。


けど、今度は嬉しそうに優しい笑顔になって。




「…いつもそう言えよ」



あたしに、キスをした。




凌兄はやっぱりずるい。


あたしが計画してること、なにも知らないくせに…。



今日はあたしが喜ばせる計画をしてるのに。

なんで先に、あたしの方が喜んでしまっているんだろう。