★My Homeの秘密★♪〜brother&sister〜





小さな女の子の大きな瞳と、目が合った。



何を言われるのか恐くて…僕はドキドキしていた。


けど栞は、ニコッと笑った。



「かわいーっ!!」



そう叫んだかと思ったら…僕は栞に抱き着かれていた。





びっくり…放心…


僕はどうしたらいいのか混乱していた。



そして、僕から離れると…


「おとこのこなのに、しおりよりかわいいっ!!」


興奮したように、ニコニコ笑顔になりながらそう言った。





暖かい…

栞の笑顔を見ていると、そんな気持ちになった。


……嬉しかった。


血の繋がった親に家族と認めてもらえなかった僕を、いとも簡単に受け入れてくれたことが…たまらなく嬉しくて……



「…ありがとう……」


僕は思わずそう言っていた。