お見合い恋愛

なかなかいい人っていないんだなぁ。

次の日の休み時間、教室でぼんやりそんなことを考えていた。

「おい、神崎お見合いしてんだって?」

聞きなれた声。

「出たッ!」

後ろに座っていたのは河合晃一。

晃一とは中学からずーっと学校が同じでいわゆる腐れ縁って奴。

「なんだよその嫌そうな顔。」

「だって嫌だもん。」

「何?!」

「別に。誰から聞いたの?」

「飯田。」

可奈か。あのおしゃべり。