「隣にいる人は狂輝だよ。優しくて気があうんだ☆今、ここで出会った」



それに答えるように、狂輝と呼ばれる者が口を開いた。

「初めましてー」




「そういえば、夏休みよく会うな。もしかして追跡した??」


「してないよ~」




考えている事とは逆の事が口から出てしまう。



「そうか。じゃあ運命なのかもな!」





…運命。


アタシはあるって信じてるよ。







…でも叶うはずがない。



アタシは昔の事を今でも引きずっている。






だから、今は恋愛したくてもできない体質に変わっている…



「あの…美紀さん、友達になりたいんだけどブクマ(ブックマーク)していいですか??」




……伊吹の前じゃん。タイミング悪すぎ…




「友達になれば!!狂輝だったら信用できるぜ!!」




伊吹が、口を開いた。多分伊吹なりの精一杯の愛情…





伊吹、有難う。