とりあえず伊吹の島に行ってみた。


あいにく伊吹はお出かけ中。




伊吹に会いたい…伊吹に会いたいよ。






…こうなったら、追跡しか道はない。


追跡したら―伊吹はカボチャだらけのパークにいた。


ハロウィンの時記念に作られたパークらしい。






アタシは懐かしい貴方の後姿を捜してみる。


あ、いた…!!


「伊吹、こん!!」

とりあえず声をかけてみた。


「こん」


でも隣にはもう一人人がいた。伊吹と話していたらしい。






…なんだ。

二人っきりで話せると思ったのに。

でも仕方がない。


「隣の人は…誰??」






ちょっと冷たい口調で問いかけてみた。



何で、冷たくなっちゃうんだろう。


何でこんなにガッカリしている自分がいるの??



…別に、伊吹なんか好きじゃないし。


でも、告白される事、決して嫌じゃなかったよ。