カツカツ…。


そう誰も居ない廊下に響くのは
ジキルの足音だけ…。


ふと、ルアンを見れば…
有り得ないほどの感情が
ジキルの胸に突き刺さっていた。


(奴を苦しめる為に、この女を使うだけだ。)


そう足の速さを速めるジキル。


(それなのに…何故だ…)



「こんなに…苦しいなんて事は…」


苦笑いを浮かべるジキル。


6人のすれ違った思いは…
どうすれば…繋ぐ事が出来るのだろう…。


どうすれば…




本当の“仲間”に
なれるのだろうか…。