長い階段。


弓矢を構える男達…。

それでも…ジキルは足を止めなかった。



「うわぁぁぁぁ!!」

そう悲鳴をあげて倒れていく男達…。


ジキルの服は真っ赤に染まっていた。


「セイル・ボート!!!」

その叫び声は…
しかとセイルとライルに届いていた。


「ふっ。…面白い。」

「…。」


笑うセイルに…暗い顔のライル…。



ライルは自分の右手を見ていた。