「…やろう。
お前に…まじないが掛かったものだ。」

そう微笑むジキル…。
ルアンは嬉しそうに少し頬を緩めた。


うとうとし始めたのか…
ルアンは瞬きの回数を増やす。


ジキルはそんなルアンを
自分の横に寝かせた。


「安心しろ。奴らは来ない。」

そう呟いたジキル。


ルアンは深い眠りについた…。


そっと空を見るジキル…
決戦の時は近いと…そう予測していた。


セイル…今度こそ。
いろんな意味での敵を取ろうと。


ジキルは決意し、
そっと目を閉じたのだった。