特注の…。例のワゴン車に揺れる事1時間。
着いたのは隣町の駅だった。


「ふぅ…これからまた3時間でしょう?
どんだけ遠いのよ!」

そうゼルは腰に手を当てながら
切符を買いに行く…。


「たまには良いんじゃねぇ?
息抜き、息抜き。」

ラックスは欠伸をしながら
レナとゼルの後を追った。


「久しぶりだな。
列車で目的地まで行くのは。」

「そうね。私なんて仕事無かったから、
ワクワクしてる所ょ。」

ふふふっと笑うレナはそう
ライターの方を向いて笑顔になる…。


そんなレナをラックスは
拗ねたように見つめていた。