卒業式は卒業生の思いとは裏腹に呆気なく終わった。それでも、沢山の思い出が頭の中を駆け巡って、涙がこぼれた。
どのキラキラした思い出の場面にも、貴方が一番輝いていて…
式が終わった後、校舎の至る所で写真撮影をする生徒や、別れを惜しみ会話をする生徒であふれている。
私は教室の自分の机について、ただ思い出の中にいた。
美優と何枚か写真を撮ったけど、少しだけ一人にさせてもらった。美優は優しい笑顔で私の肩を叩いてくれた。
美人君は、廊下で友達と談笑している。
「…早くしなきゃ、菜々ちゃん帰っちゃうよ?」
そんな彼の姿を見つめながら、小さく呟いた。
私も、早く内ポケットに詰め込んだ想いを、離さなきゃな…そう思って席を立ったとき、大好きな笑顔がやってきた。
「ラブ、俺…」
「いってらっしゃい!最後に願掛けしとく?」
真剣な眼差しの彼に少しおどけて言えば、またすぐに笑顔になった。
そして、手を合わせて祈る彼をただ見つめた。
「行ってきます。」
きっと、私に向けてくれる最後の笑顔。しっかりと胸に焼き付けた。
彼の背中を見送って、私は一人げた箱に向かった。
どのキラキラした思い出の場面にも、貴方が一番輝いていて…
式が終わった後、校舎の至る所で写真撮影をする生徒や、別れを惜しみ会話をする生徒であふれている。
私は教室の自分の机について、ただ思い出の中にいた。
美優と何枚か写真を撮ったけど、少しだけ一人にさせてもらった。美優は優しい笑顔で私の肩を叩いてくれた。
美人君は、廊下で友達と談笑している。
「…早くしなきゃ、菜々ちゃん帰っちゃうよ?」
そんな彼の姿を見つめながら、小さく呟いた。
私も、早く内ポケットに詰め込んだ想いを、離さなきゃな…そう思って席を立ったとき、大好きな笑顔がやってきた。
「ラブ、俺…」
「いってらっしゃい!最後に願掛けしとく?」
真剣な眼差しの彼に少しおどけて言えば、またすぐに笑顔になった。
そして、手を合わせて祈る彼をただ見つめた。
「行ってきます。」
きっと、私に向けてくれる最後の笑顔。しっかりと胸に焼き付けた。
彼の背中を見送って、私は一人げた箱に向かった。


