愛してるの魔法

“愛してる”っていう呪文を、貴方が唱え続けた日々。

その言葉の先に私がいなくてもよかった。


ただ、貴方の笑顔が見たかった。


“‥‥頑張りなよ。”

“おう。”


だけど、いつからか…私の心にその魔法がかかって苦しかった。






「それでも…そばにいたかったんだよ。」



やっとの思いで綴った文字を、人差し指で撫でて愛おしさを込めた。白い封筒に入れた便せんを、制服の内ポケットにしまった。