「俺は正常だよっ!!
……ったく何でライバルにこんな事言わなきゃいけねぇーんだよ!!」


マナちゃん……
独り言多いよ!!


「だから──」


さっきまでの怖い顔とは
裏腹に、マナちゃんは真剣な顔と言うか、めんどくさそうな顔で言った。

「その人の事を考えると
胸が痛かったり、苦しかったりするのは……相手を想っている証拠なんだよ!!解ったか!!」


マナちゃんは
そう私に言い捨てると、
ファミレスから出て行った。



「私がお金払うの!?──」