私はその時気づかなかった。 生徒手帳を 落としていた事に。 「ふーん……蒼井美都……ね。 そっくりだな……あいつに」 ──────── ────── ──── 「ハァハァ……」 ガタッ!! 私は勢いよく扉を開け、凛香の元へ走った。 「ちょ、美都どうしたの!?」 「トイレ間に合わなかったんか?」 ガツッ!! 馬鹿な事言った修一の 顔面を殴り、私は さっきの出来事を話した。 涼宮響が私を“あん”と呼んだ事以外。 何故かそれは、 話してはいけないよいな気がしたから。