私がその言葉を発した瞬間。 鮎部マナは、 「フンッ!!」 と鼻を鳴らして、 私の事をジロリ、と睨みつけた。 「そう。響は私にベタ惚れなのあんたなんかにつけ回されて迷惑してるの!!」 それは…… 逆恨みなのでは?? 「別に私がつきまとってる訳ぢゃない!!」 私がそう言うと、鮎部マナは今までの顔とは一変して、 冷たい表情で私に言った。 「言い訳はいい。マジあんた邪魔なの」