響と一緒に登校して、
下駄箱で別れた。


視線……感じるんだけど?


気のせいかな?



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ガラッと扉を開けて、
凛香達に挨拶する。


「おはよぉー」


すると……
凛香が急いだ様子で私に駆け寄ってきた。


「ちょっと!!美都!大変だよ!!」


「何?」


「あんなぁ、お前、不良グループに睨まれてるかもしれへんで?」


不良グループ!?

何故に!?


話の筋が読めず、
私はパニクっていた。


「美都が、涼宮の彼女だって、広まってんだよ。」


朝一緒に来てた事で、
地味子=私ってバレた様子だったし、


まぁ、一応それは真実、“一応”ね?