「お前が地味でも、可愛く……ても、関係ねぇよ」


響は私の前髪をクシャッとまくって、

今まで見たことのないような顔で笑ってた。




「……」



なんか……

くすぐったいよ。


「あはは。耳まで真っ赤」


「うるさいっ!!」



そう言いながら響は私の耳を撫でた。



ち、違うもん。

響にドキドキしてるんじゃない、
こういうの、慣れてないからドキドキしてるの!!