「お前、今日から俺の奴隷な」


What?


この人今……。
非、常識的な事言わなかったぁ!?


「ん」

私が口をポカーンとさせて、涼宮響を見つめていると、
不意に彼は私の前に手を出した。


「……?」


お手ですか?
ワン?

「ちげーよアホ。携帯よこせ」


心読まれた!?
とか、変な事を考えながらも、私は涼宮響に携帯を差し出した。


カチカチ


涼宮は私の携帯を
勝手にいじっていた。

別に見られてまずいものなんてないし?

私はそのまま
呆然としていた。


「ほらよ。俺の登録しといたから、俺様が呼んだらすぐに来いよ?」


「え、ちょっ!何であんたの言う事なんか……聞かなきゃいけなぃんですか?」


本当は怒鳴ろうかとも
思ったけれど……
無理でした。