月の雫〜The Moon Drop〜








「アル…。」



自然とため息と共に言葉が転がり出た。



どうしていないの?

どこへ行ったの?

どうしたら帰って来るの?



疑問が胸の中で渦巻く。



会いたい…。



ただ、それだけ。



なのに、神様。



もう6時間近く探し回っているのに、どうして見つからないの!



朝も何も食べていない。



さすがに体力にも限界が近づいていた。





近くの川に、水を飲もうと近づいた時だった。



「アル…?」



向こう岸に座り込んでいるアルがいた。



シャナは胸が詰まり、喉の渇きなど頭からぶっ飛んだ。