月の雫〜The Moon Drop〜

「冒険に出たとかではないのですか?」



シャナの問に頭を振り、彼女は壁ぎわに置いてある武具一式を指した。



「そう…。」



今度はシャナが黙る番だった。



代わりにラスが口を開く。



「どこに行ったか心当たりは?」



また彼女は首を振った。



そう、とラスも同じように呟いて立ち上がった。



「手当たり次第探そう、姉さん。
ただ、姉さんは死んだ事になっているから変装しよう。」


「変装?」



シャナは嫌な予感がし、少し後退った。




シャナの予感は大抵的中するから…。