結局見つかったのは6時も近くなってから。
「兄が何か?」
ドアからちょっぴり顔を出した少女は恐々と言った感じでシャナを見上げた。
「私達のお友達なの。」
安心させようと、シャナはニッコリと笑いかけた。
「ど、どうぞ。」
まさか、と一瞬ポカンと口を開けた少女だったが、ハッと我に返り、シャナ達を中に招きいれた。
シャナは礼儀正しく会釈し、中に入って行った。
ラスも慌てて、しかし失礼の無いように中に入る。
「あの、どなたですか?」
「あ、申し遅れました、シャナイア・スワンです。」
「ラソール・スワンです。」
「ええっ、スワンってあの?」
目を丸くして仰け反る少女に、シャナは驚きながら頷いた。
「ええ。」
「大変失礼致しました!」
頭を床に擦りつけんばかりに、少女は頭を下げる。
「そっ、そんな!
止めてくださいッ!」
驚いたシャナは悲鳴を上げて少女を揺さ振った。


