ラスはクルリと回転し、シャナのほうに向き直った。
「じゃあ、そろそろ行こうか。
姉さんは荷物を持って。」
一旦、シャナはアルの家に隠れさせてもらい、ラスは後から合流する手立てになっている。
「わかった。」
シャナはかばんを抱え、足音を殺して外に出た。
「スカートって、動きにくそうだね。」
外に出て、人を気にせず歩けるようになるとラスが言った。
「これでも動きやすい物を選んだのよ。
普段着るものはもっと重いの。」
ため息混じりに言うシャナに、ラスは考え深げに言った。
「僕、男でよかったと始めて思ったよ。」
ラスは無意識だろうが、後継者としての重荷があったことを含んだ言葉に、シャナは罪悪感を覚えた。
「そうでもないわ。
女はただ待ってるだけでいいもの。
男だと、結婚相手を見つけるのに四苦八苦でしょう?」
「確かに。
パーティーなんかに行くたび、男は血眼だからね。」
まあ、僕はそんな事無かったけど、と澄まして言うラスに、シャナはこっそり吹き出した。
「じゃあ、そろそろ行こうか。
姉さんは荷物を持って。」
一旦、シャナはアルの家に隠れさせてもらい、ラスは後から合流する手立てになっている。
「わかった。」
シャナはかばんを抱え、足音を殺して外に出た。
「スカートって、動きにくそうだね。」
外に出て、人を気にせず歩けるようになるとラスが言った。
「これでも動きやすい物を選んだのよ。
普段着るものはもっと重いの。」
ため息混じりに言うシャナに、ラスは考え深げに言った。
「僕、男でよかったと始めて思ったよ。」
ラスは無意識だろうが、後継者としての重荷があったことを含んだ言葉に、シャナは罪悪感を覚えた。
「そうでもないわ。
女はただ待ってるだけでいいもの。
男だと、結婚相手を見つけるのに四苦八苦でしょう?」
「確かに。
パーティーなんかに行くたび、男は血眼だからね。」
まあ、僕はそんな事無かったけど、と澄まして言うラスに、シャナはこっそり吹き出した。


