「よかった…。」



ほうっとシャナの顔に安堵の笑みが広がった。



「早速準備しよーっと。」



まるでピクニックに出かけるようなラスに小さく微笑みを向けながら、シャナは自分の部屋に必要な物を取りに出た。





「えっと…。」



必要な物って何?



取り敢えず、服、お金、あとは?



明日、アルに訊いてみよう。



シャナは自己完結し、ラスの部屋に戻った。 


命懸けの道のりに感じた…。