月の雫〜The Moon Drop〜

弱々しくシャナは微笑んだ。



「ごめんなさい。
毎日話しかけてくれたのに、返さなくて。」


「ううん。
今、話してくれた。」



シャナはそっとラスの頭を撫でた。



ラスは私が守らなきゃ。

こんなに疲れている…。



シャナはラスが愛おしく思え、ギュッと抱き寄せた。



「もう、大丈夫だから。
あなたも好きな事して。
ね?」



ラスはシャナの言葉に首を振った。



「嫌だ。
僕は姉さんといる。」


「わかった。
じゃあ、一緒に遊びましょう?」



ラスは消えそうな声で返事をし、近くの椅子を引っ張ってきた。