月の雫〜The Moon Drop〜

まだ14歳。



シャナよりも3つ小さい。


なのに、覚悟を決めたというか、悟った顔。



シャナはさらに涙が溢れた。



「一緒に幸せになりましょう。」



シャナが言うとラスはニッコリ笑った。



「姉さん、僕の性格知ってるでしょう?
みすみす幸せを逃すつもりは無いよ。」


「そうね。」



シャナもつられて笑った。



「まあ、そんなしんみりしないで。」



パンッと膝を叩いて、ラスは立ち上がった。



「じゃあ僕も行くよ。」




じゃあ、とシャナは手を振って見送った。