月の雫〜The Moon Drop〜

そして、しばらくしてシャナの予想通り公爵がスワンを連れてやってきた。



そして、娘の姿を見つけると公爵と同じように叫んだ。



「シャナイア!
その男から離れろ!」



また同類の奴がでた、とアルは心底面倒くさそうに顔をしかめ、シャナを振り返った。



「だって。
どうする?」



シャナは勿論、と前置いてスワンに言った。



「嫌です!」


「シャナイア!」



今まで命令に背いた事の無いシャナイアに逆らわれ、スワンは失神しそうになった。



「うわはは、何、今度は倒れんのか!?」



アルは本気で笑っている。



一応娘のシャナは少し父をかばった。



「私、逆らったことがないから、ビックリしているのよ。」