月の雫〜The Moon Drop〜

そしてドスドスと足音を響かせ、出て行った。



「退散したか?」


「違うと思うわ。
多分、お父様を呼びに行ったのよ。」


「諦めの悪い男だな。」



アルは呆れてため息をついた。



「アル、帰った方がいいわ。」


「何で?」


「警察に突き出される。」



ふぅん、と気の無い声を発し、アルは首を振った。



「ここにいるよ。
シャナだけだとまたあんなことになる。」



シャナはアルが捕まらない方にかける事にした。


確かに、自分だけだと無理やり嫁がされることになりそうだからだ。