月の雫〜The Moon Drop〜



次の日も、次の日も、シャナとアルの密会は続いた。



時々、スワンが見に来ると隠れ、見つからずに済むと出てきて笑いあう。



それがとても楽しくて、スリルがたまらなかった。





「ねえ、アル。」


「ん?」



スワンが帰って行ったあと、ベッドに寝転がりながらシャナはアルに声をかけた。



「いっそここに住まない?」


「は!?」



予想通り、アルは飛び起きた。



「妹さんと一緒に。
侍女として来た妹さんの家族としてここに住めば?
一応、部屋は与えられるし。」



隣のアルは固まったままだ。