月の雫〜The Moon Drop〜

ワクワクしているシャナを散々焦らし、アルは光の玉を見せてくれた。



「なにこれ?」


「これは、ライトボール。
だいたい簡単な依頼をクリアするともらえる雫だな。
レベル1ってとこか。」


「すごい、綺麗。」



ボールに見惚れるシャナをアルは嬉しそうな目で見つめている。



「そんなに珍しいか?」


「勿論!
初めて見るの。」



少女に戻ったように、シャナは黄色い声をあげてはしゃいだ。



「お前、ホント変わった女。」



しばらくしてライトボールを消し去ったアルがクスクス笑った。



「笑わないで。
アルだって、最初の頃はここにあるもの全部質問してまわったじゃない。」