月の雫〜The Moon Drop〜

「俺、なんかしたか?」


「うん、地雷踏みまくったねえ、残念ながら。」



ピッシャーン、とアルは固まる。



「嫌われたらどうしよ。
無視されたら?
挙句の果てに、もう帰る!とか言われたら?」


「つくづく可哀想な男になるね。」



こういう時、ラスはズバッと切る方である。



「ちょっとは励ましてくれても…。」


「いや、悪いのアルだからねえ?」



ハハハッと笑って、ラスは遠ざかっていってしまった。



どうしよ…。


これが現実とかになったら俺マジで泣くかんな。



生まれて初めて女のことで頭をかかえたアルだった。