月の雫〜The Moon Drop〜

さて、やっと馬を買う事になった時。



「どの馬がいい?
あ〜、でもシャナは選べないか。」



アルは上機嫌でシャナを振り返った。



ピキッ。



ラスは確かにその音を聞いた…。



いつもなら、一見イラつく発言をしたアルの言葉に隠された「馬買った事ないから、」という言葉に気付いたハズだ。



しかし、さっきの一件がシャナを狂わせていた。



スタスタと厩舎を歩き、一頭の馬の前で止まった。



「この子がいいわ。」


「えっ…!?」



アルは思わず固まった。



だって、その馬は馬の中でもかなり大きい方だったから。