月の雫〜The Moon Drop〜

「俺だってやれば出来るんだってば。」


「ああっ、ゴメンなさい!
そういうつもりじゃ…。」



シャナは急いでアルを慰めにかかった。



「さてはアル、姉さんがこうすることを読んでワザと沈んだフリしたね?」


「ご名ー答ー!」



サッと顔を上げたアルに、シャナは呆れて口をポカンと開けている。



「でも姉さん怒るよ?」



ラスが言うと、今度はシャナがアルをいじめ始めた。



「そうよ!
騙したのね、アル。
もう知らないから。」



ふん、と顔を背けたシャナに、アルがまた泣きそうな顔になる。



「許してってば。」


「嫌。」



ばっさり切って捨てられるアルを、本人以外の3人は散々笑っていじめた。