「シャナイア!」


「お父様!」



ハッとしてシャナイアは顔を上げた。



「お前の親父が?」



アルフレッドの顔が険しくなる。



「貴族オーラがすごい。」


「そうね、私とはあまり性格が似ていないわ。」



シャナイアにも否定はできない。



だからシャナイアは求婚されたことを黙っていたのだ。



「その男から離れなさい!
聞けば婦人に手を…。」


「ふらついたから支えに掴んだだけだ!」



カッとなってアルフレッドは怒鳴った。