「おーっす!」
「よう」
「波留、お前なんか今日顔ゆるゆるだぜ?」
「え…」
「しゅんちゃんと、ちゅうでもしたかあ?」
「なんでわかんの?!」
「そりゃまあ大親友だし?」
「…」

実は俺、今日しゅんにキスした。
朝、しゅんを迎えにいったとき、しゅんが俺にキスしてほしそうな顔で見つめてきたから、ついかわいくてキスした。
なんか…キスなんて初めてじゃないのになぜかしゅんとのキスはすげー心が踊る。

「よかったな」
「うん」
「俺も新しいカノ女できたよ〜ん!」
「まじ?!早え!」
「もう昨日さ〜ちょおかわいいこがいたからさ…
俺が告った」
「お前…もうちょい真面目な恋愛しろよ…今度は3日で終わるだろどーせ」
「……いや、もう俺は真面目な恋愛に目覚めたんだ」
「え?」
「なんか……波留としゅんちゃんみたらさ、羨ましくなったんだよなー。
愛しあってるみたいで幸せそうだった」
「汰玖…」
「へへっ。まずは1週間続けないとな!」
「がんばれよ!」
「おう」