「今日は他の家族の人たちは?」
茜が聞いた。
「うん、みんなぞれぞれ出かけてるよ」
佐智子は舅、姑、10歳年上のご主人、25歳のご主人の妹と同居している。これまた、私にはあり得ないな、と思うところだ。
「それより、あっちゃん、どう?この子、詩織って言うんだけど・・・・」
佐智子がにやっとして言った。
「出たで、佐智子の霊視依頼・・・」
理恵がふざけて笑った。
「佐智子、今の旦那さんと結婚決まった時もわざわざ、あっちゃんに会わせたやんなぁ」
「そうそう、そやった」
茜も笑う。
「ま、実は私はあの時はスイッチ切ってたけどね」
私が告白すると、
「そうなん?! なんだぁ」
佐智子は目を丸くした。
「そんなん、人の彼氏捕まえて、呪われてます、なんて言えやんやん?視なくても大丈夫って思ったしね。詩織ちゃんも大丈夫、元気に育つよ」
「良かったぁ・・・」
大丈夫どころか、溢れる様な生命力のオーラに、私まで力をもらっているような感覚だ。
感覚なんやど・・・・、どうも家に入ったときから違うものも感じる・・・。
茜が聞いた。
「うん、みんなぞれぞれ出かけてるよ」
佐智子は舅、姑、10歳年上のご主人、25歳のご主人の妹と同居している。これまた、私にはあり得ないな、と思うところだ。
「それより、あっちゃん、どう?この子、詩織って言うんだけど・・・・」
佐智子がにやっとして言った。
「出たで、佐智子の霊視依頼・・・」
理恵がふざけて笑った。
「佐智子、今の旦那さんと結婚決まった時もわざわざ、あっちゃんに会わせたやんなぁ」
「そうそう、そやった」
茜も笑う。
「ま、実は私はあの時はスイッチ切ってたけどね」
私が告白すると、
「そうなん?! なんだぁ」
佐智子は目を丸くした。
「そんなん、人の彼氏捕まえて、呪われてます、なんて言えやんやん?視なくても大丈夫って思ったしね。詩織ちゃんも大丈夫、元気に育つよ」
「良かったぁ・・・」
大丈夫どころか、溢れる様な生命力のオーラに、私まで力をもらっているような感覚だ。
感覚なんやど・・・・、どうも家に入ったときから違うものも感じる・・・。
