何度も好き

｢何か言えよ･･･。｣

泣いてばかり私の涙を長い指拭いながら言う。

｢･･･もっかい言って。｣

やっと言えた言葉。

でも俊ﾁｬﾝは意地悪だ。

｢２回目は、また今度！俺は、天美の気持ちが聞きたい。｣

意地悪だ。

私の気持ちなんて知り過ぎてるぐらい、知ってるくせに！

私が俊ﾁｬﾝに伝える気持ちなんて１つしかない。