「いいでしょ~! てかさ、このクラスで可愛いって有名な女の子見たぁ? もう可愛いんだよ。玲と同じくらい!」 「え、何それ? 私を基準にしたら可愛いじゃないでしょ。」 「そんなコトないって! え~と……。あっ!ほら、あの茶髪の立花って子!」 「………? ……え!?」 私は目を疑った。 あの声……あの高い鼻……。 全部に、見覚えがある。 忘れもしない、立花 妃華莉だ。