「あー、それは…。」
航輝クンが考えるように言葉を濁す。
そこで麻衣子さんが彼のことを呼び捨てで呼んでいたことを思いだした。
「もしかして、麻衣子さんの知り合いだから?」
あたしの言葉に、ももちゃんが
「社長の?」
と、不思議そうな声を出す。
航輝クンは、びっくりしたようにあたしを見る。
「えっ!?あ、もしかして、麻衣…社長からなんか聞いた?」
航輝クンが少し興奮してあたしに詰め寄るもんだから、顔が近づいて、彼のクリクリした可愛いい瞳があたしを見つめる。
その辺の女の子より全然可愛い。
あたしがマジマジと近づいたその整った顔を観察すると、彼は急に我に返ったように、顔を離して、赤くなった。
なんかこっちまで照れるし。

