「は?」

…聞いた相手が悪かった。

レオが何言っちゃってんの?って感じでこっちを見る。

「ごめん、今の忘れて。」

「まさか、ねーちゃんってフられたことねーの?いつもふる側?」

「そーゆーんじゃないけど。今までのはフられたうちに入んないっていうか。誰かに気持ち伝えて断られたことってある?ねぇよな、レオじゃ。」

あたしは一人で話しを終わらせて、ため息をついた。

「あるよ。」

「は?」

レオの言葉に、今度はあたしが驚く番。