あたしの独り言に、ライアンが目を覚ました。

「Lisa?…オハヨウ」

「お~、おはよ。」

あたし達の会話でレオと有紀君も目を覚ます。

「…はよ。」

「っていうか、あたしってどーやってココに来たん?記憶ぶっ飛んでんだけど。」

忍成とダンスフロアで踊ってたとこまでは覚えてるんだけど。

その先が全くもって記憶にない。

「あー、新しい彼氏がちゃんと連れてきたよ。ったく、やっぱ変わってねーんじゃん、当分彼氏はいらねぇみたいなコト言ってたくせにさ。しかも結構かっこいいし、軽く有名人だし?最近雑誌とかで良く見かけるし。まぁ顔の良さはオレには負けるけどぉ?」

レオがちゃかすように言った。

「っていうか彼氏じゃないし。ただの上司だし。」

あたしの返事にレオが不思議そうな顔をする。