「はぁ?何でそーなるんだよ。彼はゲイじゃないよ。あん時は、知ってるだろ?あの人が面白がって、モモとあんたを騙したんだよ。」
「だって!ゲイじゃないなら、何で彼女作らないって言い切れるのよ!?わかんないじゃない。」
「そうだけど…。あの人は好きでもないような女とは付き合わねーよ。だからあんなモテるのに、独り身なんだろーが。」
「…何で忍成があたしに惚れてないって言い切れるのよ。好き なオンナでもいるわけ?だったらその人にさっさと告って付き合ったらいいんじゃないの? 忍成ならどんなオンナもいちころじゃん?」
意味が分かんない。
ゲイ以外に彼女作んない理由って何?
好きなオンナいんじゃん、だったらその人に恋人のふりしてもらえっつーの。
「…まぁ色々あんだろ、あの人も。よくは知らねーけど。謎な人だから。なんか付き合えねー理由があんだろーよ。」
航輝が冷静にそう言って、さっき目の前に置かれた料理をつつく。
「うっめー。やっぱここの中華ヤバいな。」

