夜7時頃、アシスタント業で外に出ていたあたしが会社に戻ると、航輝が待っていた。
「やっと帰ってきたな。どこ行く?」
超普通な航輝に少し戸惑ったが、あたしも普通に返事をした。
「どこでも。航輝車?あたし外周りで疲れちゃったー!近場でもいいかも。」
「車だから、じゃあお前ん家の近くにする?あの辺、なんか上手い中華とかなかったっけ?」
「あー、あった!じゃあ、あそこ行きますか。」
まるで何事もなかったかのように、2人で航輝の車へ向かう。
ホントにこの人ウワサ聞いたのかな?
なんて疑ってしまうほど、航輝の態度は普通だった。

