とりあえず注文を済ませ、あたしはモモに向き直る。

「じゃあ、あんたには本当のコト言うけど、絶対誰にも言わないでねっ!」

モモと航輝には最初からうちあけるつもりだった。

アイツの都合にばっか合わせてられるかってのっ!

「大丈夫っ!あたし口かたいから♪」

そーゆーこと自分で言っちゃう人が一番怪しいんだけど…

「和真さんにも、誰にもだからねっ!」

念を押して、あたしは一呼吸つく。

「実はさぁ、こないだあの人に、彼女のふりしてくれって頼まれて、断りきれなかったんだよね。」