第3話
「おっちゃん!何処へ、いきょん!こっちじゃがあ、こっち…」「あ〜、解かっとる。解かっとる」

仕方なく僕は、げんきと玩具やへ、行った。(近頃のガキは、手加減せ〜へんやっちゃと、思った。)

「ああ、げんきには、参った。参った。ホントに…」「ごめんね、あきちゃん!」「ええよ、きにせんで

この位しか、できないんじゃから…」「内んとこも今な、手離せんから…」「ええことじゃが!忙しんは…」

「うん、ありがとう」あけみも、すっかり母親である。あっ、そうそう…ゆうじも、結婚した。今では、

僕一人が、残った。

五月病!

誰がこんな、単純明快な病名付けたんだろう。素晴らしい発見である。